MALIKITAの作品には、物語が描かれている
Share
MALIKITAの作品には、物語が描かれている
ティンガティンガと聞くと、多くの人は動物の絵を思い浮かべる。
もちろんそれもティンガティンガの大きな魅力だ。
しかしMALIKITAの作品を見ていると、ティンガティンガにはもうひとつの世界があることに気づく。
人々の暮らしだ。

市場。
街角。
病院。
美容院。
港。
フェリー乗り場。
MALIKITAは、タンザニアの日常を描くことを得意としている。
作品の中にはたくさんの人が登場する。
誰かが話している。
誰かが歩いている。
誰かが働いている。
静止した絵のはずなのに、まるで映画のワンシーンを見ているような気持ちになる。
だから展覧会でMALIKITA作品の前に立つと、つい長居してしまう。
最初は全体を見る。
次に一人ひとりを見る。
さらに背景を見る。
見るたびに新しい発見がある。

ネットの写真では気づかなかった細かな物語が見えてくる。
ティンガティンガ展でMALIKITAの原画を見つけたら、ぜひ急がずに眺めてほしい。
その一枚の中には、タンザニアの人々の暮らしと笑顔が詰まっている。